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SUPER LUBE 多目的グリース vs 石油系リチウムグリース

ベアリングに使用し約6000時間連続運転による劣化 
500RPMX約6000時間ベアリングを回転させた後の劣化度合い見た結果を私見ではありますが、記載させて頂きます。
外見もあきらかに違うが、手で動かそうとするとその差は歴然であるのは間違いありませんでした。。　
 　
 Super Lube 多目的グリース 石油系リチウムグリース 
 
＜状態＞
　外観：
見た目でもまだグリースの透明感が残っており汚れも殆ど見受けられない。
　触診：
粘度低下・硬化も見られない。ベアリングはスムーズに回転し、下写真のようにも簡単に回せた。約6000時間動いた後とは思えない程綺麗である。
＜状態＞
　外観：
見るからに汚れており、ところどころがガム状になっている。また、錆も発生。
　触診：
粘度があきらかに高く、回転抵抗が大きいのが分かる。回転させたり、下写真のように回す際にかじりが発生し、手の力では一瞬止まった。特に下写真への回転はかなりの力を要した。
   
＜ベアリング内側＞
　外観：
鋼球のところのグリースを見て頂くと分かるがほぼ新品グリースの色と変わらない。
　触診：
粘度変化もなく、回転がスムーズ。まだまだ使えそうである。		 ＜ベアリング内部＞
　外観：
ガム状になっているのが分かる。また、砂粒のような磨耗粉がところどころに見受けられる。
　触診：
回転抵抗が低下しかじりが発生しつつある。焼きつく寸前だと感じ　。
   　
くれぐれも申しておきますが、これらの写真は全て装置からベアリングを外したままの状態のものを撮影したものです。拭き取る等は一切行っておりません。 

この耐久テストで分かる通り、グリースの選定は大変重要で「安いので大丈夫」という考えで選定すると装置のトラブルを引き起こしたり、錆や磨耗粉・劣化したグリース等が万が一飛散する可能性を考えると食品工場・医薬品工場であればゾッとするかと思います。素人が見てもあきらかに有害物質であり、昨今の含有物質の問題が起きた際に疑われる原因になる事もゼロとは言えません。

Super LubeはH1グレードの安全性を持ちながら非常に耐久性が強いグリースで、装置の寿命を延長し信頼性を向上させるのは勿論、安全面でも信頼を得るきっかけになるかと思います。
 　



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