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SUPER LUBE Q&A

フッ素系グリースについて
数多く存在するグリースの中でも最も効果なグリースがフッ素系のグリースです。ベースオイルにフッ素油(主にPFAE)を用いPTFEを増ちょうざいとして用いたオールフッ素のグリースがほとんどで主に薬品がかかる箇所、耐熱性が求められる箇所、クリーン環境下で使用されています。
フッ素系グリースは性能面で多くのメリットがあるものの他のグリースと比べてかなり高額な点、また一部性能では劣る点等のデメリットもあり、特に価格面では昨今の経済情勢の中においてユーザー様の経費あるいは製品価格を圧迫している事が多いようです。
SUPER LUBEはフッ素系グリースに適合できるか?
結論から申し上げると一定の条件さえクリアすれば十分適合可能でその条件以外では逆に性能アップに繋がるケースもあります。もし、フッ素系グリースを多目的グリースに変更する事ができれば
大幅な経費削減(1/5〜1/10)を実現します。
下記に大まかな比較表を掲載します。ご参考の上、是非評価試験をご検討頂ければと思います。

 項目  フッ素系グリース Super Lube 多目的グリース Super Lube 極圧グリース 
 ベースオイル フッ素油  化学合成油 化学合成油 
 増ちょう剤  PTFE  非石けん機  非石けん機
 添加剤  ない場合が多い  PTFE+その他  PTFE+その他
 比重 2前後  0.87  0.85 
 使用温度範囲(低温) -30〜-60℃  -40℃  -34℃ 
 使用温度範囲(高温) 200℃〜260℃ 232℃(6h以内260℃)  246℃(6h以内343℃)
 油の分離 普通  ほとんど無い  ほとんど無い 
 耐薬品性 △  ○ 
 潤滑性能(抵抗低=◎) ◎  ◎ 
 極圧性能 ○  ○  ◎ 
 対樹脂・ゴム ◎  ○  ○ 
 防錆能力 △  ◎  ◎ 
 蒸発量(少=◎) ◎  ◎  ◎ 
価格  大変高い  フッ素系の1/5〜1/10  フッ素系の1/3〜1/5 
 向いている用途 ・耐薬品性が必要な箇所
・-40℃以下での使用
・半導体前工程等シリコンウエハ
 への接触が想定されるところ
 
・耐久性が求められる箇所
・油分の分離を嫌うクリーン装置
・耐熱性が必要な箇所
・その他ほぼ全ての用途
・高温部
・極圧部
・油分の分離を嫌うクリーン装置
 
向かない用途  ・潤滑(抵抗が大きい)
・省エネタイプの装置
・高速回転部
・防錆能力が必要な装置
・強い薬品がかかる箇所
・-40℃を下回るような低温部
・半導体前工程のシリコンウエハ
 への接触が想定されるところ
・強い薬品がかかる箇所
・-35℃を下回るような低温部
・半導体前工程のシリコンウエハ
 への接触が想定されるところ
 

※上記はあくまで参考です。フッ素系グリースはメーカーにより性能が替わります。

※その他、詳しい情報がご入用の場合は遠慮なくお申し付け下さい。



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